乳首

飲み会を終え、二次会へ行く人と解散する人とで分かれた。

 

松井さんが、「私たちは◯◯線で同じ方面だから〜」という大嘘をついたおかげで僕たちは2人きりになった。

 

酔っぱらってるワケではないと思う。気になる上司がとんでもない痴女だった。全国の男性が羨ましがりそうなシチュエーションだが実際に目の前にすると恐怖しかない。

 

気がつくと周りはラブホ街だった。

 

「じゃあ、居酒屋での続きしようか?」

ニコニコする松井さん。これだ。このえびす顔に僕は逆らえない。脳が麻痺してしまう。

 

手を引かれ、店に入りチェックインをしていく。

「では今月の合言葉をご存知でしょうか?」店員が問いかける。合言葉?なんだそれ

 

「メルマガを見た」

 

松井さんが秒で答える。常連だった。しかもメルマガ登録まで済ませている。只者じゃない。

 

鍵をもらい指定された部屋へと向かう。もう引き返すことはできなくなった。

 

緊張が半端ない。20歳のとき初めてソープに行ったときのことを思い出した。余りに身も心も魔羅もガチガチになりすぎて挿入即昇天してしまったのだ。

 

あのときの半笑いの嬢の顔を僕は忘れない

 

 

 

 

I will never forget.

 

 

 

一緒にバスルームへと向かう。松井さんの美しい肢体から僕は目が離せなかった。逸らそうとしても男としての本能がそれを許さなかった。優秀なタゲ取りか?

 

浴槽は泡風呂になっててボディソープやシャンプーもイタリア製のもので高そうなものばかりだ。

 

「アワアワだね〜。すごーい♪」

 はしゃぐ28歳。

 

唐突だが俺は乳首の色にとても自信がある。黒ずんでいないのはもちろん、ど直球にピンク色でも気持ち悪い。丁度良い肌色。それが俺の乳首。

 

先述の嬢にも褒められた点は乳首の色だった。逆を言えばそれ以外は特に褒められてない。

 

この時点で何故か勝ち誇ったキモオタ達の顔が思い浮かぶが、この際それには言及しない。その道のプロに乳首の色を褒められたということが重要なのだ。

 

「ノサマル君て乳首キレーだね〜w」

キタ。松井さんにも褒められた。やはり俺の乳首の色は素晴らしいのだな。勝利の気分に酔いしれていると松井さんが突然に俺の乳首を咥えて舌先で舐めてきた。

 

これはイケナイ。あの時のようにまた即昇天してしまう。イケナイ。他のことを考えなければ。アルファベットを数えよう。

 

A B C …

 

続かない…

 

そんなんじゃダメじゃない?

 

だって心の奥は違うんじゃない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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